オランダの祝日 ~ Koningsdag/King's day ~
オランダで最も盛り上がる祝日 King's day
4月27日はオランダ国王ウィレム・アレクサンダーのお誕生日。
オランダ国民がクレイジーにはしゃぐという噂のKing's dayを初体験してきました。
目次
Koningsdat/King's dayとは
そもそもKing's dayとは何か。ずばりオランダ国王のお誕生日です。
なので、王が変わるたびに日付も変わります。
King's dayが始まった当初(1885年)は8月31日だったようです。当時は王ではなく、女王だったので、Queen's dayでした。
1949年、第5代女王ユリアナが即位すると、Queen's dayはユリアナ女王の誕生日である4月30日へ変更となりました。その後、第6代女王ベアトリクスが即位しましたが、彼女の誕生日は1月で屋外イベントをするには寒すぎる時期だったため、母への尊敬の念も含めて4月30日をQueen's dayとしてそのまま引き継ぎました。
そして2013年、第7代国王ウィレム=アレクサンダーが即位してからは、彼の誕生日である4月27日がKing's dayとして制定されました。
オランダ王家の色・オレンジ
King's dayを祝う際、オランダの人々はオレンジ色の何かを着たり持ったりします。
なぜオレンジ色かというと、オランダ建国の父がオラニエ(Oranje)さんという方で、Oranjeはオレンジという意味だからです。
そんなわけで、あちこちががオレンジ一色に染まります。
ネーヘン・ストラーチェス周辺
さて、今回はアムステルダム中央駅の南西側、ネーヘン・ストラーチェスと呼ばれるあたりからお散歩してみました。
おしゃれな雑貨屋さんやパンケーキ屋さんなどが並ぶ地域。ガイドブックなどでもよく紹介されています。
行ってみると、、、
ひたすらオレンジな人がたくさん見えます。笑
ちなみに、お店はことごとく閉まっていました。(前日の夜からスーパーなども大体閉まってしまうので、要注意。)
その代わり、路上でたくさんの人たちがフリーマーケットをしていました。実はKing's dayは、一般人でも販売許可など必要なしに物の売買ができる日なので、稼ぎ時なのだとか。
そして、、、
ピカチュウとプリンがノリノリで歌っていました。かなりロックな感じで楽しげです。
そこらじゅうで音楽が爆音で流れていて、街全体がクラブのようです。
もちろん船の上でも。
飲む。歌う。踊る。叫ぶ。うぇい。
残念ながら私は飲めない体質なので、まぁ食べますよね。
大好物ポッフェルチェス!!フリッツwithマヨ!!
うむ、やはりうまいです。
食べ歩きすること10分。
中央駅に近づきにつれ、賑やかさも増していきます。
アムステルダム中央駅
中央駅周辺では、屋外ステージ、たくさんの屋台やフリマ、バーで騒ぐ若者など色々カオスなことになっています。
例えば、1回1ユーロで、この人に向かって卵を投げる挑戦ができます。
卵がもったいない…!!という気もしますが、命中した時は思わずケラケラ笑ってしまいました。
さらに、音楽に合わせてガラスの窓を徹底的に踏み潰す若者とか、
酔っ払ってマネキンにひたすら挨拶しまくるお姉さんなどが見れます。
うん、なんでもあり。
中央駅周辺ではそんな自由な人たちをたくさん観察できました。
私もオレンジグッズを購入し、良い思い出になりました。